Episodes

Sunday Nov 08, 2020
『皆と、そして一人で神の前に立つ』大倉 信 牧師
Sunday Nov 08, 2020
Sunday Nov 08, 2020
私達は今、コロナ下にあり、オンラインでの礼拝を捧げており、礼拝後にはズームによる「コーヒーアワー」と呼ぶ時間も設けています。
しかし、コロナが始まった時から折に触れてお話ししておりますように、これらは私達の本来の姿ではありません。イスラエルの民がシナイ山の麓で、共に神様の前に立ったように、初代の教会の者達が一つ所に集まり、主を拝し、互いの交わりを深めていったように、本来、私達もキリストの体なる教会にて、共に主の前に出て、主に礼拝を捧げ、また主にある交わりにあずかるべきなのです。
ですから皆さん、どうぞ今から心に刻んで、心備えをしておいてください。我々がコロナ感染の危機から解放された時には再び、主の宮に集まるということを!。

Sunday Nov 01, 2020
『「比較」と「妬み」で人生を終えない』大倉 信 牧師
Sunday Nov 01, 2020
Sunday Nov 01, 2020
比類なき富を築いたイスラエル三代目の王、ソロモンの言葉。
『また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである』(伝道の書4章4節)。
「すべての巧みなわざ」。この言葉に含まれることは無数にあることでしょう。今日も巧みなわざによる開発、発展、革新が日夜なされています。ソロモンはそれらを見て、悟るのです。これらは我々のねたみによって成し遂げられてきたのではなかろうかと。
どこかで誰かが何かを発明する。それを商品として販売すると、たちまちヒットする。顧客は自分の会社の製品の前を素通りし、その会社の商品の前に人だかりができる。その光景を見る同業者は心の中に何を思うのか・・・。
自分が立案したプロジェクトと同僚のプロジェクトが競合され、同僚のプロジェクトが採用される。社内での賛辞が同僚に向けられる。その光景を見る者は心の中に何を思うのでしょうか・・・。
『 あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない』(出エジプト記20章17節)。

Sunday Oct 18, 2020
『嘘のない人生を生きたい』大倉 信 牧師
Sunday Oct 18, 2020
Sunday Oct 18, 2020
「半沢直樹」というドラマが最近、日本で放映され、話題となり、平均視聴率が30%を超えました。数週遅れですが、こちらでも観ることができますので、興味深く、観させてもらいました。この度のシリーズでは日本国政府の幹事長にまでおよんだ不正に一介の銀行員である主人公、半沢直樹が踏み込んでいくのです。
このドラマで半沢直樹が何をしているかといいますと、一言で言いますのなら、彼は銀行や政府がなしている嘘偽りに向き合い、それを明らかにすることに体を張って、奔走しているのです。
一つの罪が別の嘘を生み、また別の罪を生み、嘘が加わる、そのようなドロドロとした人間に対して、半沢は相手がどんなに地位や権力を持っている人であっても、真実を語ります。しかし、相手はそれを受け入れずに、ごまかし、開き直り、さらには半沢に襲いかかろうとします。彼の息の根を止めようとします。
このドラマは人間の罪、嘘に対して、それを改め、誠実に心を入れ替えて歩みださなければならないと主張する者と、それを隠し通し、不正によって得た自らの地位と財を守り続けようとする者達のせめぎ合いのドラマなのです。
かつて聖書の中にも半沢直樹のような人がいました。このドラマのモチーフは聖書の中に既にあったのです・・・。
「あなたの隣人について、偽証してはならない」(出エジプト記20章16節)

Sunday Oct 11, 2020
『倍返しどころではない話』大倉 信 牧師
Sunday Oct 11, 2020
Sunday Oct 11, 2020
そもそも私達のこの命、その命が今もあるというのは神様からのギフトです。私達の家族は神様からのギフトです。私達が口に入れるもの、それは全て大地の恵みです。私達はこのようなことをほとんど何も考えずに毎日を生きていますが、私達が所有している物は全て神様が私達に与えてくださったものです。
聖書は私達が正当な方法で所有することを悪とは言っていません。それは神様の祝福です。しかし、一つだけ神様が私達に語りかけていることがあります。それは「私があなたに与えたものを、あなたはどのように私のために用いているのか。どのようにして、それらを用いて神の栄光をあらわしているのか」ということです。
このことに基づいて考えますのなら、もし、私達が神様から与えられているものを主のために用いず、ただ自分のためだけにそれを用いているのなら、それは神様が私達に与えてくださったものを盗用していることなのです。
「あなたは盗んではならない」(出エジプト記20章15節)

Sunday Oct 04, 2020
『度々、取り上げられる不倫について』大倉 信 牧師
Sunday Oct 04, 2020
Sunday Oct 04, 2020
日本では有名人が不倫をしていたということがニュースとなります。このことに関して、最近は、それはプライベートなことだから、その人の仕事とは区別すべきだという意見が多くあり、実際に欧州ではプライベートとその人の社会的な立場や仕事は区別されており、マスコミも国民も関心を寄せないと聞きます。
その背後には「結婚して、家庭を育む、死ぬまでそのままである必要はない」「本人が決めたことなのだからいいだろう」「人生は一度きりだし、各々が自由に生きればいい」というような考えがあり、そのような考えが私達の社会に定着しつつあるのでしょう。しかし、これら私達が考えうる思いに対して、聖書は一言、言うのです。
『あなたは姦淫してはならない』(出エジプト記20章14節)

Sunday Sep 27, 2020
『他人事ではない殺人』大倉 信 牧師
Sunday Sep 27, 2020
Sunday Sep 27, 2020

Sunday Sep 20, 2020
Sunday Sep 20, 2020

Sunday Sep 13, 2020
『父母を敬うことは、神と自分を尊ぶこと』大倉 信 牧師
Sunday Sep 13, 2020
Sunday Sep 13, 2020

Sunday Sep 06, 2020
『日曜が変われば、生き方が変わる』大倉 信 牧師
Sunday Sep 06, 2020
Sunday Sep 06, 2020
私が高校から大学の頃、日本はバブル経済のただ中にいました。日本がアメリカのランドマークのような不動産を買いあさり、世界の空港の免税品店には必ず日本人の店員さんがいた時代です。あの時代を象徴するCMが当時、流れており、私も高校生ながら口ずさんでいました。時任三郎が演じていた、リゲインという栄養ドリンクのCMです。売り文句は「24時間、戦えますか」でした。
あれから30年経ち、今日に至るまで私達は「過労死」「引きこもり」「バーンアウト」「ブラック企業」という言葉を生み、日本国では最近になって働き方の改革が見直され、休むということが注目され、最近になりますと定時になると会社の電気をすべて消して、従業員に帰宅をうながす会社があるというようなニュースも見聞きするようになりました。
かつての「リゲイン」のCMは今も健在のようです。しかし、そのキャッチフレーズが変わったようです「24時間、戦えますか」が「3、4時間戦えますか」と変わったのです・・・。

Sunday Aug 30, 2020
『全ての名にまさる名』大倉 信 牧師
Sunday Aug 30, 2020
Sunday Aug 30, 2020
「あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない」(出エジプト記20章7節)
確かシカゴのオヘア空港だったと思うのですが、ゲートでサンディエゴ行きの飛行機への搭乗を待っていたことがありました。私が座っていたベンチの背後には食事がとれるようなテーブルがあり、そこでは4,5人の男達が大声で会話をしていました。彼らの会話には多くのカース(Curse:口汚い、罵りの言葉)が盛り込まれていました。そういう言葉を大声で、しかも誰にも聞こえるような場所でしゃべっている男達を驚き怪しむと共に、だんたんと彼らの言葉を聞いていることが不快になってきました。
彼らが口を開く時、そこには神とジーザス・クライストを罵る言葉が含まれていました。それは聞いているだけで、心がざわついてくるような言葉でした。困ったもんだなと思っていた、その時、私の側に座っていた女性がその男達の方に振り向き、強い言葉で言ったのです「子供も聞いているのだから、そのような会話はやめてもらえませんか!」。
確かにそのゲートには子供達もおり、彼らの会話はゲートにいる人達に聞こえるものでした。彼女の言葉は彼らと同じくらい、大きなものでしたので、周りの人にも聞こえたと思います。それを言われた男達、今度はバツが悪そうに、静かになりました。
私はその女性がしたことは正しいと思います。なぜなら、その言葉は私達の心に入り、私達の心を傷つけるからです。なぜ、傷つけるのか。私達は皆、神の子だからです。神の子でありながら、その父なる神についてひどい言葉を聞かされることは私達にとって屈辱なのです・・・。