Episodes

Sunday Mar 20, 2022
『 新しい出発(5):人間を大切に!』大倉 信 師
Sunday Mar 20, 2022
Sunday Mar 20, 2022
アルバート・シュバイツアーはアフリカのガボンという国の密林でその生涯をかけて医療活動に関わった医師です。
彼は四つの博士号をもち、名門大学から一ダースにもなる名誉学士号を授与され、音楽、神学、哲学の分野において目まぐるしいはたらきをなし、1952年にはノーベル平和賞をとっています。彼のガボンにある粗末な医療施設には世界中から見学者がたくさん来たといいます。ある日、彼の元に日毎にやってくる密林に住む現地の人達を見ていた訪問者から彼は聞かれたようです。「先生、今、世界中があなたの論文やあなたの意見を求めています。世界中があなたに希望を見出し、あなたから発信されるメッセージを待っているのです。でも、見ておりますとあなたの元には、病気でもないのに病気のふりをして訪ねてくるような、それこそあなたの手を煩わせているに過ぎない患者がたくさんいるようです。あなたは、そのような人達に向き合うよりももっと、世界が今か今かと待ちわびている研究に時間を注ぎ、それを発表なさった方がいいのではないですか?」。博士はその言葉に答えました。「私には、私の論文よりも、これらの人間の方が大切なのです・・・」。
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Sunday Mar 13, 2022
『 新しい出発(4):私達が第一とすべきこと 』大倉 信 師
Sunday Mar 13, 2022
Sunday Mar 13, 2022
数年前、ロサンゼルスにあるアズサパシフィック大学に学校見学に行ったことがありました。 この大学は小規模のクリスチャン大学で、とてもいい大学のように見受けられました。校内を見学させていただいていますと、あることに気がつかされました。この大学がモットーとしている言葉をあちこちで見かけたのです。一番、驚いたことはジムに行きましたら、そのモットー「God First」が一番、目立つところに掲げられていたのです。その時に思いました。この大学に通う学生達が専門的に学ぶことがいかなるものであれ、彼らは全てのことの大前提を毎日、目にして四年間を過ごすのだなと。そして、それは素晴らしいことだなと思わされたのです。
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Sunday Mar 06, 2022
『 新しい出発(3):「未来の棚」に既に置かれているもの』大倉 信 師
Sunday Mar 06, 2022
Sunday Mar 06, 2022
50を超えますと若い時には考えたことがない思いが自分の内にあることに気がつかされます。その一番、大きなことは「自分の最後」というものを意識するようになったということです。そして、そのことにより私は「死から逆算して今を考える」ようになりました。若い時は「俺の人生も残り60年か」なんてことは考えません。考える必要はないからです。そして、それでいいのだと思います。20歳の青年が死から逆算して日々を暮らしているというのは決して健全ではありませんから。
朝、ディズニーランドに入園し、一日、思いきり楽しもうという時に閉園の悲しみを考える必要はありません。しかし、閉園が一時間後に迫る時、私達は残りの時間を何に使おうかと考えるのです。
日本語に「終わりよければ全てよし」という言葉があります。この言葉はこれから終わりに向かう者に可能性を与えてくれる言葉です・・・。
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Sunday Feb 27, 2022
『 新しい出発(2):今日、心の棚に仕入れるべきこと 』大倉 信 師
Sunday Feb 27, 2022
Sunday Feb 27, 2022
国の大統領、会社の社長やプロスポーツチームの監督が変わる時に、その国、会社、チームの体制が大きく変わります。 その場の先頭に立つリーダーシップが変わったからです。
同じように私達がクリスチャンになるということは、私達の人生の主(あるじ)が変わることを意味します。詩篇23篇に書かれていますように、それまでは「自分が人生の主」だったのが「主が私の牧者」となるのです。それは私達の先頭に立つのが自分からキリストに変わったことを意味します。そして、そうであるのなら、私達は自らの生活を見直し、主が喜ばれるように、その心の棚を整理する必要があります。
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Sunday Feb 20, 2022
『 新しい出発(1):過去の棚卸し 』大倉 信 師
Sunday Feb 20, 2022
Sunday Feb 20, 2022
かつて「北の国から」という日本のドラマがありました。そのドラマの中に一人の女性が出てきます。彼女は心の棚に人には言えぬ暗い過去を持っており、こう言うのです。「私の心の中にある過去を消すことができる消しゴムはないかしら」。彼女はそのことを心の棚から取り出し処分したい。しかし、それをする術を彼女は知らなかったのです。聖書は私達の心にある「過去の棚」に置かれているものを処分できる方法が一つだけあると言います。もう要らない、見たくもないと思っているものを、また同じ棚に戻す必要はないというのです。でも、そんなことがどうしたら可能になるのでしょうか。
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Sunday Feb 13, 2022
『空なる旅路を楽しき旅路に!』大倉 信 師
Sunday Feb 13, 2022
Sunday Feb 13, 2022
昨年の八月から聖書の「伝道の書」から講解メッセージをお話ししてきましたが、今日が最後となります。
このシリーズの一番最初に私は28歳の若さで結核で亡くなった高杉晋作についてお話ししました。彼はその病の床に伏していた時に、こんな辞世の句を読みました。
「おもしろきこともなき世を、おもしろく」
その時は、この句だけをお話ししたのですが、実はこの話には続きがあります。高杉がこの句を詠みました時、彼の看病をしていた野村望東尼(のむらぼうとうに)という歌人が、高杉の句に続く句として「住みなすものは心なりけり」と詠んだというのです。この言葉に高杉はうなずき「おもしろいのう」と言い、召されていったというのです (『竜馬がゆく』7巻383ページ)。
野村は言ったのです「このおもしろくない世をおもしろい場所と変えることを可能にするのは私達の心のありようです」と。しかし「その私達の心には罪がある」と聖書は2000年来、言い続けています・・・。
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Sunday Feb 06, 2022
『蛇のように賢く、鳩のように素直に!』大倉 信 師
Sunday Feb 06, 2022
Sunday Feb 06, 2022
イエス・キリストは12弟子を世に遣わす時に言われました。
『わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。
だから、蛇のように賢く、鳩のように素直であれ』(マタイ10章16節)。
時々、私達は「コンクリートジャングル」とか「外に出れば七人の敵」というような言葉を使います。ジャングルとは弱肉競争が繰り広げられる厳しい場所であり、私達が生きる世界はまさしくコンクリートで囲まれた厳しい世界なのだということです。
甘い言葉、巧みな言葉をもって、私達を騙そうとする人や、強盗のように私達に襲いかかって、大切なものや命さえ奪っていく者たちがいます。そのようなところにあなたたちを送り込むのだとイエス様は言いました。すなわち、そのままそこに入っていったらあなたたちは瞬く間に襲われてしまうのだよということです・・・。
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Sunday Jan 30, 2022
『不正の世に生きる処方箋』大倉 信 師
Sunday Jan 30, 2022
Sunday Jan 30, 2022
『地の上に空な事が行われている。すなわち、義人であって、悪人に臨むべき事が、その身に臨む者がある。また、悪人であって、義人に臨むべき事が、その身に臨む者がある。わたしは言った、これもまた空であると』(伝道の書8章14節)。
私達にとって働きが正等に評価されて報われるということはとても嬉しいことです。コツコツと日々まじめに生き、正直に生きている人には正当な報いがある世界を私達は望みます。反対に人の目を盗んでは手をぬき、なすべきことをせず、悪事によって不正をしている者が報われ、そこに相応しい処罰がない世界を私達は受け入れることができません。私達の世界において、正直に生きている者達はいつも健やかであり、全てが円満で、経済も安定しているというのなら、私たちは納得します。そのことにより、それなら自分も正直に生きようと思うのです。しかし、そういうことばかりではないということを私達は知っています。なんであんなに正直で優しい人がこんな目に遭うのだろうか、こんなことになるのだろうかということを私たちは見聞きすることがあるのです。反対に悪事をしている人が罰を受けないどころか、さらに栄えているというようなことがあるのです・・・。
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Sunday Jan 23, 2022
『主を畏れる者に約束されていること』大倉 信 牧師
Sunday Jan 23, 2022
Sunday Jan 23, 2022
*録音の不具合により一部聞きづらくなっています、ご了承ください。
『主の使は主をおそれる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる。主の恵みふかきことを味わい知れ、 主に寄り頼む人はさいわいである』(詩篇34篇7節-8節)
数週間前、私は庭に生えている木から落ちた葉を手で拾い集め、バケツに入れていました。地にひざまずき一心に葉を拾っている私の後ろ姿を見て、妻は笑ったそうです。なぜなら私の背後では、私が拾い集める以上の葉がヒラヒラと落ちていたからです。そのことを後で聞いて教えられました。私達が日々していることはすべからず、そのようなことなのではないかと。自らを守るとか、家族を守ると考えてみても、それには限界がある。いいえ、それは節穴だらけ。そもそも聖書は自分やその家族、その生活は自分で全て守れとは言っていません。聖書が言う、私達が守るべきことは一つ、私達の心なのです。
『油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉はこれから流れ出るからである』(箴言4章23節)
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Sunday Jan 16, 2022
『 ブレーキの効かない車を運転しますか?』大倉 信 牧師
Sunday Jan 16, 2022
Sunday Jan 16, 2022
『主をおそれることは知識のはじめである』(箴言1章7節)。
誰かが皆さんに車をくれたとしましょう。あなたの手にその車の鍵が手渡されます。その時に「この車はブレーキは効きませんので気をつけて」と言われたら、皆さんはその車を運転しますか。誰がそんな車に乗りますか。もし私達が「神を畏れる」ことを知らないのなら、どんなに多くの知識を得たとしても、それはいつ暴走するか分からない、ブレーキの効かない車に乗っているようなものです。ブレーキの効かない車に乗ろうとは思わない私達。それなら私達の人生はいかがでしょうか。何が私達の人生に歯止めをかけていますか。私達の周りにはこのことに臨んで惨敗した知性と自制心がいたるところに転がっているように思えるのです。
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